農園のこだわり
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ユーアイ農園の評判

当農園のリンゴは、秋口から注文が殺到し、12月中に完売してしまうほどです。収穫前になると、今年は足りるか足りないかと毎年冷や冷やしながら作業しております。数年前から始めた桃も、お客様がどんどん増え、ほとんど完売するようになりました。ここではお客様の声をいくつか紹介します。「毎年、いろんな産地の果物が送られてくるが油井さんの果物は、やはり別格だ」、「うちの子供はおたくの林檎以外吐き出すのよ」、「いつも他の産地の果物送って礼の電話一つしてこない先生も、お宅の桃を送るとすぐ電話かかってくるのよね」。初めてのお客様からは「周りに果物農家はたくさんいるけどこんな濃厚なりんご初めて食べた」「福島の果物ってこんなにおいしいの?」と、毎年お伝えできないほどたくさんのうれしいお言葉いただいております。

 

美味しい果物とは甘いだけではない

種類や品種にもよりますが、私たちが美味しいと感じる基準は、糖度15度です。また、美味しさというのは、硬度や果汁にも左右されます。いくら甘くても、みずみずしくない果物は後味が悪いし、硬すぎても、美味しくありません。色つきも悪ければ、食欲もそがれます。うちの果物は、毎年、他の生産者から、お宅のは色がいんだよなと不思議がられます。健全な環境で育った作物は、日持ちもします。当農園の果物も、他の果物はすぐ腐るのに、お宅のはいつまでも日持ちし、長く食べられると喜ばれます。当農園のふじりんごに関しては、これらの基準をクリアしているため、上記のような評判につながるのです。

こだわり果物こだわり果物

甘くて、とってもジューシーと評判の当農園の看板品種ふじの写真

 

ユーアイ農園の果物の秘密

果物の味っていうものは、年によって違います。露地栽培である以上その年の気象条件に左右されてしまうからです。いい年ばかりではないのは当たり前、そんな年でも他より美味しい果物を提供できるよう、品質を安定、向上させるための取り組みを、コメント付きで紹介します。

  • 肥料
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何十年もかけて造られた肥沃な土壌

当農園は、基本は粘土質ですが、それが何十年もかけて、肥沃な土地に変わりました。果樹の改埴作業で、根を掘り起こしてもらうと、こんないい土見たことないと、驚かれます。根も地中深く張り巡らされているため、掘り起こすのも一苦労です。毎年、果汁たっぷりな果物ができる理由は、どんなに干ばつの年も、地中深くから、粘土によって保水されている水分を十分に吸収することができるからです。窒素は、食物が成長させる大事な栄養素ですが、与えすぎると、果実の味も品質も悪くなってしまうため、あまり与えず、代わりにミネラルやアミノ酸など微量成分を多く含む肥料を与えております。液肥としてもアミノ酸を通常防除の際併せて散布しております。

徹底した栽培管理

剪定:剪定の目的は、樹勢のバランスを整え、日当たりを良くすること、また作業しやすくすることも含まれます。多くの農家は、作業効率を考え、できる限り枝をシンプルにしてしまうため、勢いがつきすぎているように感じます。樹勢が強すぎると、次年度の花芽がつきにくく、また、甘い果実が実りにくくなります。樹木は本来自らバランスを整えながら成長します。そのため樹本来の動きに任せ、剪定量をできる限り最小限にし、樹勢を強めず、上枝と下枝をバランスよく付けることを意識しております。そのため、収量が毎年一定となり、どんなに不作の年も、ある程度の収量を確保できます。

摘果:すべての果物は、4回以上摘果を行います。摘果の目的は、変形や、病虫害などの障害果を取り、樹に負担がかからないように着果量を調整し、最終的に残す果実を決めることです。初期段階から、どの実を選別するかは、 経験、そして観察力が問われます。当農園の場合、外部の作業員を入れず、剪定も含めすべての作業を全員で行っていることからも、初期段階から、最終的な果実の着果イメージができているため、スピード、選別力には自信があります。手間はかかりますが、できる限りこまめに回数を入るようにして、本当に良いものだけを選別するようにしております。

その他の管理作業:肥料の散布、新梢整理、袋掛け、草刈り等、剪定、摘果など、主要な作業以外にも、様々な管理作業があります。当農園の場合、家族のみの少人数でこなしているため、常に、効率性を意識し、また、プロフェッショナルとして、どの作業も品質面の向上に寄与するよう、常に改善を行っております。

自然も人も共生して生きる農業を目指し

当農園では、自然と人が共生した農業を目指しています。果物作りにとって、最大の難敵は病害や害虫です。そのため、害虫の発生を抑えるため、当初からコンフューザ(フェロモン剤)を使用し、専門家の助言を頂きつつ、必要最低限な防除しかしておりません。作業の効率化のため、摘果剤など農薬を使用する方も増えてきましたが、防除目的以外での農薬は使用はしておりません。野ネズミ対策も、天然成分で作られた、忌避剤を使用しております。除草剤は、使いすぎると、土が死んで、固くなってしまうため、必要最低限な箇所、回数しか使用しておりません。当農園の果物は、安心して食べていただけると自信を持っております。

自信を持った価格設定

当農園では、だれでも気軽にご注文頂ける価格設定をもっとうに運営しております。自分達も常に通販で食材を取り寄せているため、普段買いできる価格は大事だと思っています。正直言うと、自分たちの果物に自信はあるため、もっと高い値段を設定しても、売れる自信はあります。

 

観光果樹園など、多くの農家は、高い値段設定をされていますし、お客さんでも、高ければ高い方が、いいものだと思う人もいるかもしれません。ただ、自分達だけで、栽培から販売まで行っており、人件費などの外部経費が掛かっておりませんし、リピーターのお客様や、その紹介でご注文頂くため、広告宣伝費もかかっておりません。自分達で栽培したものだけしか販売していないため、仕入れ価格もありません。資材価格も、10年間と比べても、2割近く上がっており、経営環境は厳しくなる一方ですが、できる限り頑張っていきたいと思います。

 

運賃については、自分たちでコントロールできない面もありますが、うちみたいに、クロネコの提示価格そのままお客さんに提示している農家はあまり聞いたことがありません。たいていは、手間賃として正規料金を取っております。うちの場合、運賃も含めたトータルコストで買いやすさを考えているため、毎年クロネコさんと交渉し、できる限り、利用しやすい運賃になるよう頑張っております。