りんごの情報館

りんごについての情報まとめてみました!

りんご

PROFILE

りんご

バラ科リンゴ属の落葉高木樹。原産地はカザフスタン南部、キルギスタン、タジキスタン。日本には、明治時代以降に導入されました。

りんごの保存方法

りんごの保存方法についてお伝えします!

はじめに

    りんごをいつまでも美味しく食べていただくためには、正しい保存方法を知る必要があります。ここではりんごを美味しくいただくための保存方法等をご紹介します。

りんごの変色について

  • りんごにはポリフェノールという物質が豊富に含まれています。それが空気中の酸素にふれると酸化酵素の働きで茶色に変化します。変色の程度はポリフェノールと酵素の量に関係し、ポリフェノールを多く含む「ふじ」は変色しやすいといわれております。
  • ☆変色の防止方法☆
    ・味をそこねない程度(水1カップ 、塩小さじ1/5程度)の食塩水に浸す(食塩が酸化酵素の作用を抑える)
    ・レモン汁を加えた液に浸す(ビタミンCが酸化を抑制する)
    ・りんごを金属のおろし金でおろすと、金属イオンによって酸化速度が速まり、変色がすすむことがあります。陶器 やプラスチックのおろし器でおろす、おろし器にうすい塩水をかけると効果的です。

りんごの保存方法のコツ

りんごは収穫後も呼吸し、水分を発散しています。長期で保存すると、果肉成分を消耗し、水分が抜け、食味が悪くなります。また、低温多湿で保存すると長持ちしますが、冷蔵庫の中は乾燥しており、そのまま入れては美味しい状態で保存はできません。ここでは保存のポイントをお伝えします。

 

  • 保存場所
  • 保存方法
  • 食べる直前
  • ちょっと役立つ情報
りんごは温度変化に弱いため、風通しのよい冷暗所で保存してください。冷蔵庫で保存する場合は、乾燥が少ない野菜室で保存してください。

りんごの生理作用を抑え、水分の蒸発を防ぐため、0.03~0.05ミリの薄手のポリ袋に入れる。長期保存したい場合、りんごを新聞紙で包みポリ袋に入れると、りんごの呼吸によって排出される余分な炭酸ガスや水滴を新聞が吸収してくれ、いっそう長持ちします。

 

食べかけのりんごは、切り口に薄く塩を塗って、ラップで包むと変色もしにくく効果的です。袋ではなく、一個一個ラップで包んで、1年近く保存しているつわもののお客様もいらっしゃいます。冷暗所での保存の場合、温度変化を一定にするため、段ボール箱に入れたまま保存します。

りんごに含まれる甘味成分の果糖はα型とβ型があります。β型はα型の約3倍もの甘味成分があると言われており、冷やすことにより、果糖のα型がβ型に変化します。りんごは冷蔵庫で冷やしてから食べることでよりいっそう美味しくいただけるのです。
りんごの生理作用により放出されるエチレンガスは、他の果物や野菜の成熟を早め、痛めてしまいますので、りんごだけポリ袋に入れるなどし、他とは分離して保管してください。一方、ジャガイモの発芽を防ぐ効果もあり、ジャガイモの入った袋にりんごを入れるとジャガイモの長期保存に役立ちます。